●ホームページの作り方を教えてください。
2004年末、函館管工事組合の方から、こんなお話をいただいた。
実は組合でホームページを作りたいと思っているのだけれど、加藤組土建のホームページを作った経験から何かお話をしてもらえないだろうかというもの。
こちらの組合では、今までいろいろな催しを企画してきたのだけれど、2005年はホームページ作成に的を絞りたいという。
ホームページ作成といっても、私自身はプロではないし、HTML言語もほとんど知らないし、作り方そのものは新しい技術などほとんど使っていない。それに作成ソフトも6年前のFrontPageを未だに使い続けている。私の話を聞いてホームページが作れるようになるなんてのは、ビルゲイツでも難しいかもしれない。
そんな私でもいいんですか?と尋ねたところ、作成に関する技術的なことよりも、ホームページ開設にあたっての経緯を話してくれればいいとのことだった。
そうとなれば話は別だ。何しろ一番最初に作ったのが当社のホームページ。失敗と苦労のかたまりなのだから。
しかも取材から編集、ページ作成から管理にいたるまでほとんど私1人でやってきたのだ。素人が遭遇する壁はほとんど経験したのではないだろうか?
ということで快くお引き受けすることにした。
とはいえ、できることならこんな話をしてほしいというご希望があればということで、事前に参加者にアンケートをお願いしておいた。
講演の数日前にそのアンケート結果が届いた。
アンケートがよくなかったのか、あまり具体的な希望は書かれていない。
考えてみれば、ホームページに関して多少興味はあっても、さっぱりわからんという人がほとんどな訳で、実際のところ何を話して欲しいのかもわからないというのが正直なところなんだろう。そういえば私も最初はそうだった気がする。
●ホームページ開設苦労話
会場になっている管工事組合の事務所に到着。奥に会議室があり、プロジェクタが用意してある。今回はインターネットは接続せずに、持参したノートPCに私が今までに作ったホームページのデータを入れて見てもらった。
参加者は約15名。若い人もいれば私より年上の方もいるし、女性もいるようだ。
私は用意したレジメを元に、私がやってきたホームページ開設苦労話を話しはじめた。
◆主な内容
1.自己紹介
(1)氏名
(2)加藤組土建株式会社 (1998/1入社)
経理課>品質保証室>総務課>リフォーム事業室>総務G
2.HP作成に至るまで
(1)初めて作るホームページ=>作れそうな気がするが、登録の仕方が?
(2)参考になるサイトを探す=>よその建設会社サイトを研究(会社ó個人)
(3)コンセプトを決める=>職員が見たいと思うもの
(4)コンテンツを決める
=>会社概要、現場情報、OH!CALS、ISO、社員用、リンク集
(5)ドメインの話=>第一志望はペケ kato-gumi.co.jp > katogumi.com
3.協力会社対象のパソコン勉強会
(1)勉強会参加者募集の結果=>参加者は何人? 2人>12人
(2)参加者のレベル合わせ=>初心者から超初心者
(3)コンテンツとして紹介=>毎週の講義をサイトに掲載
(4)日経BPより取材=>日経サイトで紹介される
(5)HPを公開したことで仕事の質が変わる=>外部からの評価
4.メルマガもどき:おやつはCALS
(1)社内のIT化推進のために=>最初は社内のみにメールで配信
(2)全国から購読者が
=>サイトでバックナンバーを公開。最終的に300名近くに配信。
(3)著作権という問題=>記事引用という壁>休止>全文オリジナルで再開
5.建設機械イラスト集
(1)当社が配信できるサービス=>ネットを媒体に全国に配信
(2)一番人気のあるページ=>1日5通から10通のメール
(3)自然とコンテンツがたまる工夫「公募イラスト」
=>ネタだけでお笑い芸人は生きていけない
6.ホームページで受注する
(1)プロに作ってもらったサイト=>リフォームサイトは外注で制作
(2)反応は皆無=>1年間で受注はおろか反応もゼロ
(3)リニューアル後に受注
=>必要のない部分を削除して自力で全面リニューアル
(4)意外なところから受注=>札幌、名古屋からの受注
7.最後に
(1)新たなHPの形「ブログ」=>HPを作る知識がなくても作れる、しかも無料!
(2)テキスト(文章)の重要性=>画像はわかりやすいが、やはりテキストが大事
●作成作業のコツ
果たして、私の話でホームページを作成する足がかりになってもらえただろうか?講演終了後、関係者の方と一緒に食事をしたけれど、「大変わかりやすくてよかった」との感想を頂いた。嬉しい限りだ。
できれば年内に組合のホームページを開設したいとのこと。
今後も、何かしらお手伝いする機会も出てくることになるのではないかと思う。
ホームページを作る作業は、複数のスタッフが仕事を分担してやれば早くできるのかというとあながちそうではない場合が多い。
プロの業者であれば、それぞれの役割を決めてということも可能かもしれないが、素人が作る場合、1人でやった方が早い場合が多いのだ。
しかも作業の早さだけではなく、出来上がりの質に関しても同じことが言える。
これからこちらの組合で作成作業に入る場合、責任者を決めてどう作業を割り振りするのかが、作成のキーポイントになるのではないかと思っている。
それにしても同じ建設業で、自らホームページを開設しようという気持ちを持っている組織があるということに、ちょっとした感動を覚えてしまう。
次回また私が関わるようなことがあれば、ここのページでも紹介してみたい。
何にせよ、楽しみな話である。(end)