●「使われるよりも使いたいのに」 〜エコニクス 本間 義規 氏〜

最初の発表は、エコニクスという環境に関する調査をしたり、施設の設計などを行っている会社の事例発表です。
発表している本間氏は、見るからにシステム関係の仕事をしていそうな方でした。
ISOに関係したDBを紹介していましたが、とても細かいところまで配慮されていて、思わずウチのISOのDBを思い出して恥ずかしくなってしまいました。見た目に素晴らしいと思わせるそんなDBでも、「実際には動いていないところがいくつもあるんですヨ」という説明に、「またまた、ご謙遜を・・・」と思いつつ、発表のタイトルにもなっている「使われるより使いたいのに」に本音が隠されているのかなとも感じました。
本間氏の発表で一番驚いたのは、DBの使い方でも関数の使い方でもありません。実はそのデザインに一番驚いたのです。

聞けば、色の使い方、ボタンの配置からビューの作り方にいたるまで、開発当初にルールを決めて開発にあたっていったとのこと。
今回、札幌にきて一番の驚きで、ある意味カルチャーショックのようなものでした。

そのデザインはどこかMac(アップル社のPC)の画面を思わせるものがあり、ひょっとしたら本間氏はMacユーザーではないかと思いました。終了後にお話しした際に、「もしかしてMacユーザーでしたか?」と聞いてみたところ、予想通りでした。

デザインにまったく気を使っていないということはないつもりなんです。元々ウチで使っているDBは、そのほとんどがリコーさんから頂いたものなんですが、そのDBは機能性重視であり、デザインを気にしているとはちょっと言えないものでした。リコーさんの場合、DB開発を誰にでもできるようにしたことで、それぞれが作りたいDBを作ることができるという長所を持てた反面、デザインに一貫性が保てなかったというのは、ある意味仕方のなかったことなのかもしれません。

今さらかなりの数になってしまったDBのデザインを統一させることなど夢のような話ですし、統一されたデザインにルールはないものの、コピーにつぐコピーで増やしてきただけあって、長年受け継がれてきたデザインもどことなく味があって、それもまたよしかなとあきらめています。

●「建築情報活用法」 〜どうしん厚別販売所 石鳥 哲 氏〜


次は多くの人にとって身近な存在、新聞の販売所での活用です。多分、販売所が主体となってノーツを導入したところというのは、全国的に見ても珍しいのではないでしょうか。しかも総務的な機能としてだけでなく、マーケティングや営業戦略のひとつとして、データを分析していこうという姿勢には頭が下がる想いです。
エコニクスさんのDBの見た目とはガラリと異なり、どこかで見たような親近感のあるデザイン。そうです、これはリコーさんから最初にもらったDBだ!と気付きました。確かにどのDBもほとんど同じレイアウト。しかしこれはある意味、統一されたデザイン・・・と思えばこれもまたよしかなと。

タイトルにある「建築情報活用法」は、新聞の新規契約と新築マンションの関係をノーツで管理することを指しています。新築マンションが建ったときは新規契約のチャンスなので、新築情報をいかに早くつかみ管理し、情報の共有化をするかということで、営業戦略にしているそうです。

新聞が身近な存在ではあることは承知していましたが、その地域に根ざした情報をあんなに集められるものとは思いもしませんでした。ましてそれを営業ツールにつかおうと果敢にチャレンジしようとしている姿に拍手を送りたい。それに比べてウチの会社は、営業ツールとしてノーツは、ほとんど生かされていないのが悲しいところ。


社長さんは、自分のところに集まったデータを売ることはできないかという話をしていらっしゃったそうです。
確かに生のデータをそのまま売ることは難しいかもしれませんが、何か別の形に加工することで、どこかでその情報を必要としている人が現れるのではないかと思います。とはいえ、本業をやりながら、お金になるかどうかわからないことに時間と手間をかけるということは難しいんでしょうけど。
