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- 第37章 -
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●37-07:巨象になった銀行「みずほ」<02/04/12>
日本経済新聞の一面コラム「春秋」から合併によるシステム障害で大問題になってしまったみずほグループの話をを紹介します。
(02/04/11)
※引用文献の本文は、著作権侵害になりますので割愛させていただきます。
●たすき掛けの人事
●自行システムへのこだわり
●巨大な象が倒れる
- fin -
◆もう10年以上前になりますが、銀行の合併に関わったことがあります。
その頃、私は汎用コンピューターのシステム開発をやっており、帳票の隅に印刷される銀行名を新しい銀行名に修正するといったような単純作業をしておりました。
銀行というところは大変チェックが厳しく、そんな名称変更といった簡単な修正でも、必ず修正前と修正後のプログラムを比較し、仕様以外の修正がされていないか厳重にチェックすることになっていました。
もちろん全ての修正履歴は一定期間保存されており、障害が発生した場合、早急に復旧可能になっています。
当時はまだコンピューターは磁気テープでデータを記録しており、今のパソコンとは似ても似つかないコンピューターが動いていました。
当時、パソコンどころかコンピューターそのものに初心者だった私は、ある日プログラムミスで大事なデータをごっそり消してしまったことがあります。
しかしごっそり消してしまったのにもかかわらずシステム係のスタッフは、消えてしまったそのデータを、前の工程から新たに作り出すという荒業で見事に復旧してしまいました。
もちろん私は見ているだけで、始末書も書かされました。
そんな管理の厳しい銀行だからなのか、人間関係は非常に難しいらしく、合併の相手との関係はそうそう溝が埋まるものでもなかったようです。
「みずほ」のように全く新しい名前がつけられるのならいいのですが、当時は両行の名前をただくっつけるだけというパターンが非常に多く、それがまたその微妙な
銀行マンの心を揺らしていました。
どっちの名前が先に来るか・・・ということで、その力関係がでてしまうのです。
当然、後ろについた方の銀行出身の人は、主流派からはずれることになります。
しかし、こういった力関係がはっきりしている方が、方針もはっきりし、やりやすかったのかもしれません。
さて、今回の「みずほ」のシステム障害ですが、これはシステム担当者にしてみれば、首でもくくりたい気分であったろうと想像します。
ま、噂によると最初からこうなることはわかっていたようですし、ここまでひどい障害になると、誰が悪くてそうなったのかわからないかもしれません。
新年度を迎え、多くの会社で人事異動があったことと思います。
送る人、迎える人、決める人、そして本人・・・その想いは様々でしょうが、自分のことだけ考えていると、とんでもないシステム障害を招くことになります。
・・・end
 
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