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- 第43章 -
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●43-03:平社員同士の甘えっこ1<02/07/23>
日経マルチメディアの随分前の神保広記のエッセイからついつい忘れがちな平社員同士の甘えについての話題を紹介します。
※引用文献は著作権侵害になりますので、本文は割愛させていただきます。
●赤ちょうちんは傷口をなめあうところ?
●自己評価は2割増し
●俺の本心はな・・・
●あの人も立派だよな
●「けじめ」が焼き鳥と共に消える
- to be continued -
◆私がまだ東京の楽器屋さんに勤めていた25歳を過ぎた頃、仕事が終わると毎晩のように駅前の屋台や居酒屋で終電ギリギリまで飲んでおりました。
当時究極の貧乏生活をしていた私には飲み代なんぞ持っている日はほとんどありませんでしたが、そんなことはおかまいなく、毎晩飲みに誘われました。
酒のつまみはと言えば、それこそ毎晩のように会社の話。
よくも毎晩毎晩同じメンバーで同じ話をして盛り上がれるものなのかと思うほど、そんな夜は続きました。
確かに愚痴も多かったし、批判もし合いました。
でもみんなその会社のことが好きだったんですよね。
少しでも会社のことをよくしようと思ってたんですよ。
そんなにまでして毎晩ミーティングを重ね、会社がよくするための秘策を練っていたわけですが、残念ながらその会社が大きく変わるところを見る前に私は次の会社に移ることになりました。
函館に戻ってくると、東京の頃のような電車通勤から車通勤に変わってしまったので、帰りに一杯ってなことはほとんどなくなってしまいました。
「今晩、ちょっとどう?」
「うん、それじゃ車、いったん家に置いてから行くわ」
「じゃあそこの店で7時にねー」
函館(当社?)では当日の飲み会はこのように進みます。
飲み会での話題はどうでしょう?
やはり会社の話が多いようです。
まぁお互いの私生活のことがよくわからないのであれば、共通の話題として会社の話をするしかないですもんね。
みんなふざけた話ばかりしているようですが、実は意外なほど真面目な話でも盛り上がります。
「どうしたら会社はよくなるのだろう」なんて話題で熱く語りだすのです。
何故かそこでひねり出された解決策は、翌日語られることはありません。
翌日どころか実行に移されることはほとんどありません。
あんなに真面目に話しあったのにです。
それは夜中に恋しいあの娘を想いながら書いたラブレターを、翌朝読み返したときの気恥ずかしさに似ています。
そしていつまでも彼女のところには届かないラブレター。
今宵も届くことはない社長宛のラブレターを、焼き鳥のタレをクシにつけて書きに行ってはどうでしょう?
・・・end
 
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