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- 第44章 -
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●44-03:大道芸人のライセンンス制度<02/08/12>
北海道新聞の一面コラム「卓上四季」から、東京都が始めた大道芸人のための制度を紹介します。
(02/08/0?)
※引用文献は著作権侵害になりますので、本文は割愛させていただきます。
●芸人天国制度?
●芸人にとっては・・・
●安全な場所では
- fin -
◆6,7年程前にニューヨークに行ったことがあります。
いわゆる観光ツアーではなく、短い時間なりに現地の人の生活が感じられるところに行きたいと思っていました。
そのひとつがNYの地下鉄です。
以前はとてもコワイ場所なので、観光客なんぞ行くところではなかったそうなのですが、我々が行ったときにはずいぶん安全な場所に変わってきたところでした。
地下鉄の入口から地下へ降りていくと、早速どこからかソウルフルな歌声が聴こえてきます。
吸い寄せられるように歌の聴こえるほうへ行ってみると、黒人女性がパフォーマンスをやっていました。
彼女はカラオケで使うカセット付アンプにカラオケマイクを差し込んで、熱唱しておりました。
思わず聴き惚れて足が動かなくなりました。
ちょっとウルウルくるくらい・・・
彼女の周りには、その歌声を楽しむニューヨーカー達で人だかりができていました。
ずっと聴いていたい気持ちを抑え、持っている小銭を箱の中に入れてホームへと向かいます。
ホームへ降りると、ヴァイオリンを弾く若者が一人。
それが実に素晴らしい。
とても地下鉄のホームで聴けるような腕前じゃない。
弾く曲はもちろんクラッシック。
日本じゃクラッシックのミュージシャンは、大道芸なんてやらないですもんね。
ヴァイオリンの彼の向こうのホームではトランペットを吹いている人がいたり・・・
おそらくずっと地下鉄にいても退屈しないのではないでしょうか。
今回の東京都のヘブンアーチスト制度。
厳しいことを言い始めるとキリがありませんけど、私は大いに歓迎しています。
内容はともかく公的な機関が大道芸人に目を向けてくれたということは評価してよいと思うのです。
日本はプロとアマの差がとても曖昧です。
プロより上手いアマがいたり、アマが大きな顔をして人前でカラオケを披露したりすることが日常茶飯事です。
そこにオーディションというひとつのボーダーラインを設けることは決して悪いことではないと思うのです。
ギリヤークさんのように全ての芸人が、修羅場をくぐり警察の世話になる必要はないと思いますし、まずはその間口が広がるだけで、可能性が生まれるのではないでしょうか。
今は産声をあげたばかりの稚拙な制度ですが、どうかこのまま素晴らしい大道芸人を生み出してくれるように、この制度が育っていかないものかと思います。
私もバンドをやっています。
函館の駅前の公園で、大道芸さながらにおひねりを頂いて演奏したことがあります。
聴いているお客さんからおひねりがおひねり箱に投げ込まれる瞬間、胸が熱くなるような血が騒ぐ感覚が大道芸人の本質なのかなと感じます。
一生懸命やった素晴らしいパフォーマンスは必ず評価される・・・
できれば会社の中でもそういう制度はないものかとチラッと考えてしまいます。
・・・end
 
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