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46-12:子守唄は「朝まで生テレビ」<02/10/04>

 

自称TVウォッチャーの私の好きな番組についてしばらく書いてみることにします。
朝まで生テレビ!(テレビ朝日系)


●実はみんな討論好き?

普段ふざけているなと思っている人が、あるテーマで話をしはじめると思いがけず熱く語りはじめ、激論を闘わせることになったという経験を持つ人というのは意外と少なくないのではないでしょうか。

冷めているような人も、実はいろいろ世の中のことに対していろいろ言いたいことはあるわけです。
ただ「言ってどうなるものか」という思いが、その意識を冷めたものにしていくのかもしれません。

●時間的制約を超える

そういう人たちのストレスを解消するかのように現れたのが、「朝まで生テレビ!」でした。
とかくTVというものは時間的な制約が多く、新聞の番組欄に「○○について徹底討論!」とか書いてあっても、1時間番組の1コーナー、それも10分足らずの時間の中での出来事だったりします。

この「朝まで生テレビ!」が他の討論番組と違うところは、その時間的制約を深夜の時間帯というメリットを活かし、当初1時から6時までという時間帯で放送していたことです。

●討論の中からホンネが見えてくる

人間誰しも1時間くらい話した程度ではホンネというものは見えてこないものです。
でも2時間、3時間と討論を続けることで、その人のホンネというものがチラチラ見えてくるものなのです。

そして忘れてはいけないのが、司会進行を務める田原総一郎氏。
彼がいなければこの番組は成立しなかったでしょう。
彼の、人を小バカにしたとも思えるようなその鋭いツッコミに多くのパネリストがついついホンネを吐露してしまったことも少なくないと思います。

●番組が生んだスター

この番組が始まったのは随分前で、正確な記憶ではありませんが、10数年以上前だったと思います。
番組開始当初は、誰もがこんな番組が深夜の時間帯で視聴率がとれるとは思っていませんでしたから、何でもありのテーマだったような気がします。

私自身初めて触れるようなテーマも多く、「部落差別問題」「新興宗教」「原発」などとても興味あるテーマでした。
こういったテーマの中で、あのオウム真理教の教祖もTVの画面で生放送で見ることができました。

この番組から生まれたといっても過言ではないスター(?)もたくさんいます。
現在、国会議員になっている舛添要一氏や福島瑞穂氏、そして今年辞めてしまいました辻元清美氏も元はといえば、この番組のパネリストとしてその存在を一般の人に知らしめたといってもよいでしょう。

●マイナーだからこその強み

当初のこの番組は、誰も見ていないだろうという気持ちも手伝ってかそれはそれは熱いものでした。
それは多勢の素人がしゃべるというTVの演出を超えて一生懸命さが伝わるものでした。
まさにマイナーだからこその強みと言えるかもしれません。

そういう姿を「大人気ない」「人の話を聞くことができないやつらだ」「言ってることはウソばかり」「自分のことしか考えていない」などと批判の声も確かにありましたが、ダラダラと続く討論の中で人間性が見えてくるものでもあったと思います。

●マンネリ化との戦い

多くの番組がそうであったように、長く続けるということはマンネリ化との戦いでもあります。
番組の存在が次第に知れ渡るにしたがって、それは物まねやパロディのネタにもなりました。

みんなが疲れて眠たくなると、某パネリストが「バカヤロー!」と一声浴びせる・・・のような演出があって、それぞれの役割があるのだという噂まで流れました。

一般に認知されてしまってからのこの番組は、私にとってはどんどんつまらないものとなり、最近ではほとんど見ることがなくなってしまいました。
ただ、この番組が多くの報道番組の討論の形式に影響を与えたことは確かだと思います。

●秋の夜長の子守唄

実は私は夜寝るとき、誰かの話し声が聞こえないと眠れず、そのためいつもTVはつけっぱなしで寝ることにしています。
誰かの話といっても、あまりにも面白い話では余計眠れなくなってしまいますので、適度につまらない話が理想です。

その理想の番組がこの「朝まで生テレビ!」です。
眠れないときはビデオに録画したこの番組を見るのです。
秋の夜長・・・今宵も子守唄代わりにこの番組を聞きながら眠りにつきたいと思います。

 
・・・end


 

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