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- 第47章 -
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●47-06:函館大門が活性化しない本当の理由?
<03/05/15>
●空き地だらけの繁華街
まちおこし、街づくりに最近興味を持っていたので、インターネットで我が街函館を検索していたら、思いがけず面白いページをみつけました。
函館駅前にあるかつての繁華街大門に再び活気を取り戻すために、「はこだてTMO」という「中心市街地活性化法」に基づいて設立された第三セクターの会社があります。
そこが運営しているのがチャレンジショップ「大門屋」。
将来独立して店を開こうと思っている初心者を対象に、商売の経験やノウハウを学んでもらうために、狭いスペースを安いテナント料で貸し出しています。
で、今回見つけたのは、函館の某進学校パソコン研究部のレポート「元気な函館」。
彼らがチャレンジショップで開業したテナント側と開業させた側の両方にインタビュー取材をしています。
●開業した側のお話
パソ研部員がインタビューします。
「チャレンジショップ「大門屋」に入っていて何か役に立ったことはありますか?」
すると店主は、「そもそもはこだてTMOのチャレンジショップのシステム自体に課題がある」と発言。
「課題とは一体どのようなものですか?」 さらに質問。
すると店主は「函館のチャレンジショップには金銭的な支援がない」ことを訴えます。
このページの最後にパソ研部員の感想。
「一般的な函館市民は、マスコミで『地域活性化のために力を尽くしている三セクの良い企業』としてよく取り上げられているため、はこだてTMOに対して良い印象を持っていると思うが、実際にはテナント側は、はこだてTMOに対してあまり良い印象は持っていない」
うーん、ストレートだ。
●開業させた側のお話
その後、かのパソ研部員ははこだてTMOにも取材に行きました。
そこでこんな質問をぶつけてみたのです。
「かつて大門屋に入っていて、現在独立した店に話を聞いたところ、他のチャレンジショップには入居時や独立後の金銭的な支援があるが、大門屋にはないと聞いた。そのために金銭的に続かなくなり、失敗してしまうテナントもあるそうだ。この事についてどう考えるか?」
うわぁーストレートだ・・・
この質問にTMOの人はこう答えます。
「金銭的な支援ということだが、個店を借り上げている場合は、家賃補助として行われている。当社の場合は、店舗全体を当社が借り受け、改装工事を施し、各入居者がすぐに商売ができるような状態で渡している。さらに、家賃等は低廉に設定しているので、通常商売を始めるにあたってかかる改装費用、家賃補助という意味合いでは同等以上の補助となっているはず。また、入居者のPRということでは、各新聞社、雑誌、テレビ等の取材、掲載が行われているので、これらを金銭に換算するとたいへんな額になるのではないか。」
まぁごく当たり前の台本があるかのような回答です。
そしてTMO側はこう続けます。
「直接的な金銭のやりとりはないが、こうしたことを入居していた方が理解していないということは大変ショック。(中略)事業をしていく上で、必要な資金は自己責任が原則なので、これをどうやって調達するかについては相談もできるが、最初から他人に依存するのは甘えではか。」
つまりテナント側の不満は心外だというわけです。
●パソ研部員が感じたこと
面白いのはこのやり取りを、取材したパソ研部員がこう感じていたということです。
彼はこう書いています。
「この取材を通して感じたのは、このままでは大門地区はもとの活気を取り戻せないのではないかということ。」
いきなりズバリと結論です。
そして彼はこの問題の本質をこう語ります。
「この問題の本質は、テナントがチャレンジショップ「大門屋」の仕組みを理解しているかどうかということや、金銭的な補助に対する考え方の違いということではなく、テナントとはこだてTMOがお互いどれだけ信頼しあえているかという所にある。仮に、お互い信頼し合えているのなら、たとえ考え方は違っても、大門に賑わいを取り戻そうというのは共通して持っている気持ちなのだから、相手を非難するようなことは言うはずがない。」
素晴らしい!
その通りなのだ。
TMO側には「開業させてやっている」という雰囲気がプンプンすると言われても仕方がない感じがする。
是非、この評価に対するTMO側の意見も聞きたいもんです。
●函館大門が活性化しない本当の理由?
そして彼は最後にこう書いています。
「この問題の原因ははこだてTMO側にあります。例えばスポーツにおいて、選手との信頼関係を築くのは監督の仕事であるように、大門屋のテナントとの信頼関係を築くのは、それを運営しているはこだてTMOに他ならない。今後はこだてTMOには、そのような方面でも努力をしてほしい。もちろん大門屋のテナントを含む大門地区の商店全体も、はこだてTMOとの信頼関係を維持していくために努力しなければならないのは言うまでもない。そして、もちろん私も函館市民の一員として、できる限りはこだてTMOに協力し、大門地区の活性化、そして函館市全体の活性化に貢献したい。」
うーん・・・「今どきの高校生」なんてバカにできないねぇ・・・
彼らのような若者がこれから大人になって函館を引っ張っていってくれるといいんですが、やっぱり東京に行っちゃうのかなぁ・・・
今回のような話は形を変えてどこにでもある話。
本来の目的があるはずなのに、それぞれの立場や地位を大事にするがために、本当の目的を見失ってしまう。
会社が儲かって、みんなの生活が豊かになることが目的のはずなのに、何故か自分の目の前のことで精一杯。
そんな会社には、このパソ研部員に取材に行ってもらったほうがいいのかもしれない・・・いや、どうせ同じことを言われるのがオチか・・・
※抜粋した記事は多少省略してありますので、興味を持たれた方は下記サイトをご覧ください。
■元気な函館
・大門特集1 お茶のなかにし
・大門特集2 MODERN SPACE
・大門特集3 はこだてTMO
・・・end

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