2001/8/21(Tue) 心と体が離れるとき・・・
先日近所の競馬場で人間リレーとかいうイベントがあり、知人に誘われ走ること
に・・・
200mを4人で50mずつ。
ゲストで大泉洋とか安井顕とか来てて・・・
芝は思ったより深い。
ときおりみかける中途半端な大きさの馬糞。
遠藤は第3走者。
その昔、といっても中学生の頃だが、俊足でならした遠藤は、頭の中でカールルイスのように前傾姿勢でロケットスタートを切る姿を思い描く。
この日のために前日は足がつらないようにマッサージに行き、当日は靴、靴下、パンツ、Tシャツ全部をNIKEでそろえた。
全ては万全のはず・・・だった。
第2走者が向かってくる。
遠藤、緩やかにスタートをしながらバトンを受け取る。
そしてロケットスタート!
第4走者が「さぁここに来い!」という視線をよこす。
妙な感覚が遠藤を襲う。
肉体から魂だけが抜き出て、ゴールに向かっているのだ。
魂についている目には、どんどん近づいてくる芝生、芝生、芝生・・・
3歩走ったところで、いや3歩半かもしれない・・・そんなことはどうでもいいが転倒した。
転倒というか前傾姿勢のまま、芝生にささる感じ。
「ギン!」という首への衝撃とともに、メガネは当然のごとく吹っ飛んだ。
メガネがないと何もできないので、横山やすし状態でメガネを探す。
ツッコミはなし・・・ボケだけ。
金色のフレームが枯れた芝生と重なり、なかなかみつからない。
きっと1秒もなかったであろうその瞬間が、無限の時間に思えた。
やっとの思いで手に触れたメガネはさっきまでかけていたメガネではなかった。
フレームは思いっきり広がり、左眼のレンズは猫の目のように縦に割れていた。
がっくりする余裕もなく、足をひきずりながら走る・・・というか歩く。
だが何故か足は痛くない。
それもそうだ3歩しか地に付いていなかったのだ。
第4走者が遠藤に言う。
「もー、遠藤さんだけおいしいじゃーん!」
できればその「おいしさ」を譲りたかった・・・(T_T)
結果は言うまでもなく、しばらくメンバーは口も聞かず重たい雰囲気。
その重苦しい雰囲気に笑うこともできない。
第4走者が遠藤の顔を見て言う。
「あれっ遠藤さん、顔からちぃーでてるよー!」
左顔面がヒリヒリするのはそのせいだったのか・・・
メガネは壊れ、首はムチ打ち、顔はずる向けと散々な一日。
それでも、レース前にやった競馬では馬券が当たり、680円のプラス。でも、メガネの修理代が36,000円だったので、大損、(T_T)
こんどはガラスではなく割れないプラスチックにすることにした。
後で知人が撮ったビデオをスローで見たが、これが実に面白い!
芝生にささるようにゆっくりぶつかる様は自分で見ても大笑いしてしまう。
知人たちは狂ったように笑う、笑う、笑う・・・ひぃひぃー笑う・・・
できれば自分ではないもので笑いたかったが、これも「おいしい」かもしれない。
とにかく、しばらくはこのネタで笑われそう、(^^ゞ
この時思ったが、もう頭と身体が別々になってる。
頭ではできるというイメージがあるが、身体は全然ついていってない。
幼稚園の運動会で、はりきりすぎて転倒しまくるニューオヤジと同じだ。
思えば以前は、そんなニューオヤジたちを軽蔑して見ていたものだ。
あんな風にはなりたくない、いやなるものか!と。
今、そう思っているニューオヤジがここにいる。

