火山国である日本では、トンネル建設等の大規模な土木工事の中で、自然由来の重金属汚染地盤に遭遇することがあります。その際、周辺へ汚染拡散の回避のため、土壌汚染対策法に準じた方法として遮水シートを用いた廃棄物処分場型の封じ込め措置が一般に行われています。しかしながら、永久構造物である道路盛土への利用という観点から様々な議論がなされており、より有効な対策手法が模索されています。 そこで、重金属を含む建設発生土の有効利用、対策費用の縮減のため、自然から学んだ恒久対策である『重金属吸着層工法』をご提案いたします。
■重金属吸着層工法の概要と特徴 ○概要 盛土底面に吸着鉱物を用いた吸着層を敷設することにより、重金属汚染土壌からの浸出水を浄化する。 ○特徴 ・低コスト(3,000〜5,000円/m3) ・恒久対策(自然の浄化作用) ・環境負荷の低減(施工ヤードは最小限でよいため、大きな自然破壊を伴わない) ・管理の短期化(汚染土壌は一定期間を経て健常土へと変わっていく)
■重金属吸着層の機能 シュベルトマナイトが吸着した重金属類は、通常の環境下では再溶出しません。 1.自然の中での観察 ヒ素を取り込んだシュベルトマナイトは、自然の中で数百年にわたり安定していることが観察されています。 2.鉱物学としての成果 高い負荷をかけたテーブルテストの結果でも、ヒ素を取り込んだシュベルトマナイトは、実時間で2000年以上安定しています。 3.公的機関の評価法 環境省の外郭団体である(社)土壌環境センターの提唱する長期安定性試験でも、高い効果が確認されています。
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