加藤組土建株式会社

KATOGUMI CORPORATION

  since 1913

リフォーム事例

ケース8 index

■いつもの動作を変えないように手すりをつけました

弊社内にある居宅介護支援事業所のケアマネジャーのところに、介護保険を利用して手すり設置したいという住宅改修の依頼がありました。いつもの動作を変えないように手すりの高さや位置を考えました。

  

依頼者の状況

・1人暮らしの女性
・80歳
・要介護度1
・脳出血で入院
・退院後も左半身麻痺が残る

依頼者の希望
・今までの自分の動作パターンを変えないで移動

 できるようにしたい。
・玄関の上がり框が320mmとかなり高く、ドスンと 土間に落ちる感じがする。
・愛着のある靴箱は捨てたくない。

  

施工前

退院直後は長女である娘さんの家で介護を受けて生活していました。次第にADL(日常生活動作)も拡大し、暖かくなってきたこともあり、自宅に戻りました。

  

家事は無理なので娘さんが毎日通い、食事や入浴の介助をしています。移動は、つかまりながら自分で立てるのですが、住まいがかなり古い家ということもあり玄関の上がり框(かまち)が320mmと高いため、土間に降りるときはドスンと落ちる感じでした。

  

またつかまる所もない為、傘立てを支えとして上がり降りしているという状況で、転倒による骨折等の危険があると考えられました。
その結果、手すり設置が必要と判断されました。

今までの動作パターンを変えないようにする為、傘立てがある側の壁面に手すりを取り付けました。依頼者が移動時に一番力が入り体を支えられる高さが73cmだったので、床からこの高さを保てるように階段状に手すりを取り付けたのです。
また動作を考慮し、靴箱を固定しその上にも手すりを設置しました。足の上がりが悪いことからくる負荷を軽減できるように、高さがあった上がり框には半分の高さの式台を設置しました。

  

総工事費:64,000円

※うち9割の57、600円が介護保険から支給

  

担当ケアマネジャーより

介護度が既に「1」と判定されていたので、すぐ介護保険の制度内で住宅改修ができました。

いつもの動作を変えるのは危険になるケースもあります。今回は愛着のある靴箱を捨てることなく、いままでの動作パターンのまま使えるようにできてよかったと思いました。

施工後

施工業者から一言

手すり設置場所がベニヤ板でした。もともとガラス戸だったものをベニヤで潰しただけだったのです。そのため裏にも補強材をとりつけ、安定性を保てるようにしました。
式台は、土間の横幅と上がり框の横幅が微妙に違っていたため、それに合わせてオーダーメイドで作るのが大変でした。

施主インタビュー

「(麻痺側が)右手だどこで、不自由だもんね。玄関に出る時、腰もそったらにいでくなくなったで、杖ついて外に歩くベサ。」
※標準語訳
「麻痺側が右手なので、不自由なんです。玄関に出る時も腰はそんなに痛くなくなったので、杖を使って外へ出歩けます。」

back next
 

 
この Web サイトに関するご質問やご感想などについては、事務局まで電子メールでお送りください。
最終更新日 : 2007/03/02