このおそばやさんは、支店のごく近所に2000年7月にオープンしたばかりです。店の入り口にある黄色い大きなのれんが目印です。
石畳の廊下をぬけたとこにある店内は、いたってシンプルでメニューもシンプル。「せいろ」のほか、「おろしせいろ」「とろろせいろ」に釜揚げの温かいおそばのみ。あとは酒の肴の「そばみそ」「わさび漬け」がありました。しかもビールはエビスです。
店主さんの相当のこだわりが随所に伺えます。店内にはガラス張りになったそば打ちの台もあり、残念ながら取材時には見れませんでしたが、手打ちの様子を見ることができるようになっています。
店主さんに直接取材することは出来なかったのですが、レジ横に置いてあるしおりに店主さんの意気込みが伺えるお言葉がありました。以下原文です。
「当店のそばは、すべて挽き立ての手打ちです。そばの実を契約農家から直接仕入れ、風味を保つため殻付のまま大型保冷庫で保存します。皮むきから始めて、その日に打つ分だけを石臼でそば粉にし、つなぎには道産小麦を二割混ぜて江戸時代よりもっとも美味しいといわれる“ニ八そば”に仕上ます。つけ汁には化学調味料は一切使わず、本節や真昆布などでだしを取ります・・・・・・以下略」
と、超有名店で修行をしたらしい店主さんのこだわりがこのお店でいきているのです。このしおりには書いていないのですが、そばの実もだしも相当厳選したようですよ。
私のオススメは「とろろせいろ」です。確かにそば独特の香りが食欲をそそり、コシのあるしっかりしためんと、だしのきいたつゆとの抜群の相性は、そば好きそば通の私の舌をうならせます。とにかく美味しいの。
薬味のネギもきっとこだわってると思うんです。食後は当然「そば湯」が登場するのですが、これも美味しい。なんていうのかな、味が曇ってないというか、優しくて香り高いそばの風味を感じるんです。おかわりしたい気分です。
「おろしせいろ」も食べてみたのですが、おろしが普通の大根じゃないのです。きっと辛味大根っていう種類なのかもしれませんが、繊維質で辛いのです。オトナの味って感じでした。
支店にいらした際は、こちらの「喜香庵」(香りを喜ぶ庵という意味の店名なのですねぇ、感心)に是非立ち寄って見て下さい。